日本刀の名称〜刀の変遷
(1) 柄(つか)・・・刀の握り部分
(2) 頭(かしら)・・・柄を補強するための金具
(3) 縁(ふち)・・・柄を補強するための金具〜鐔側
(4) 鐔(つば)・・・柄を握る手の保護、刀の重心を調整する金具
(5) 鎺(はばき)・・・刀身を鞘の中で固定するための金具
(6) 刃先(はさき)
(7) 鋒(きっさき)
(8) 棟(むね)・峰(みね)
応仁の乱(1467年)により室町幕府の権威の失墜し、それと共に各地の守護大名たちが力を持ち始めます。彼らは領地拡大、侵略からの守りのための戦いが各地で起こります。所謂「戦国時代」の幕開けです。
そして武器である「刀剣」も形を大きく変化させていくこととなります。室町までの戦いは、一騎打ちにみられる馬上での戦い、所謂「騎馬戦」が主でしたが、戦国時代に入り部隊としての歩兵戦が中心となります。集団での戦闘が勝負を決することとなり、廃用する刀も室町までの「太刀」では、重量があり、「刃が下向き」にして吊り下げて佩用する刀では歩兵戦には向かず、抜刀し抜き打ちできる「刃が上向き」となる実践向きの刀「打刀」へと替わります。